歴史マニアのための魏晋南北朝史~歴史の真髄〜

三国時代から西晋、八王の乱、永嘉の乱、そして東晋と五胡の時代へ。

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2017-01-05から1日間の記事一覧

西晋武帝司馬炎 禅譲に対する大義名分の主張~王朝賛歌の歌から~

一方で西晋が当時自身が禅譲を受けるに値すると考えていた 大義名分と実績を考えたい。 (引用元は主に「西晋の武帝 司馬炎 福原哲郎氏著 白帝社」から) 266年(泰始2年)新しい王朝で 宮廷やはり宗廟で用いられる音楽が披露される。 ここに当時の西晋王朝…

司馬懿・司馬師・司馬昭に大義名分はないという考え方

司馬懿父子(司馬懿とその子司馬師・司馬昭)の 悪名高さ。 なぜそうなったか、 大義名分から考えたい。 ●なぜ悪名高く描かれるのか。 結論としては、西晋より後の王朝が、 漢(前漢・後漢)を基礎にした歴史観・大義名分を持っているためである。 3つの軸で…