歴史マニアのための魏晋南北朝史~歴史の真髄〜

三国時代から西晋、八王の乱、永嘉の乱、そして東晋と五胡の時代へ。

v

儒家思想は、究極のボトムアップ。

儒家思想。

修身斉家治国平天下
革命。

ボトムアップと個人主義。

王者を支えるべしという使命感と、

天命が去った帝王は革命により変えるべしという
究極の実力主義を内包する。

一つにまとまれと、
無能は滅ぼせ。
対局的なことを言っている。

つまり国は豪族、貴族、士大夫のものである。
彼らが時の支配者がまとまるに相応しいか決める。
相応しければ従い、
相応しくなければ潰す。

法家は、
法による統治、
法を作るのは皇帝、
法に従え、
法に従うこと、
それは法を作った皇帝に従うこと。
中央集権につながる。
法家思想とは中央集権のシステムといえる。

一方、
儒家思想は、伝説の帝王クラスの君主がいないと、
国内はまとまることができない。
伝説の帝王クラスの君主の存在が前提の
システムである。