歴史マニアのための魏晋南北朝史~歴史の真髄〜

三国時代から西晋、八王の乱、永嘉の乱、そして東晋と五胡の時代へ。

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儒教の理想、周公旦

周公旦こそ社会福祉の理想像。

 

周公旦は中原に社会秩序を作った。

礼制を作った。

 

 

周公旦のようなモラルで社会に接するべき。

 

このスタイルをそれぞれの大小問わず社会単位で

求めた。

村、街、首都など社会は様々だが、

周公旦の在り方が理想となった。

 

周公旦の在り方で天子・天王・皇帝につかえよ、

である。

 

周公旦の在り方を続けていくと、

影響の輪が広がっていく。

果ては天下を覆うものになるわけだ。

 

その輪の大きさが天子・天王・皇帝を上回るようなら、

(天子=周の天王であり、秦漢以降の皇帝である)

取って代わるべし、これが

孟子の革命論である。

 

それを天命が革るという抽象的概念で説明している。

 

天子はいるということは前提。

その前提の上で、皆で助け合おう。

その助け合い=社会福祉の影響が大きい者が名族になる。

 

名族は力をつける。

豪奢な生活をすれば貴族とも言われる。

 

名族の力が皇帝を上回れば、

天子に取って代わる。