歴史マニアのための魏晋南北朝史~歴史の真髄〜

三国時代から西晋、八王の乱、永嘉の乱、そして東晋と五胡の時代へ。

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賈充が西晋の在り方を決めた。

賈充は儒家と法家を交えた施政を行なったが、

重要なところで、

我田引水を図った。

 

そもそも、

皇帝曹髦の弑逆も、

賈充が自死すれば、良かったのだ。

それほどの大罪なのだ。

これで皇帝の価値は地に堕ちた。

 

刃を向けていい存在にしたのだ。

 

残念ながら、賈充がやっていることは結局のところ、

偽善なのである。

賈充は非常に人間らしい人物だ。

 

私は、

これが何が何でも権力を取りに行くという

西晋の文化を創ったと考える。

 

この行き着く先が

八王の乱だ。

 

賈充の乱倫が、

八王の乱を招いた。

 

賈充の実力行使が西晋を生み、

そして西晋を破壊したのだ。

 

みな賈充を真似たのだ。

 

賈充は、この時代の最重要人物なのである。