歴史マニアのための魏晋南北朝史~歴史の真髄〜

三国時代から西晋、八王の乱、永嘉の乱、そして東晋と五胡の時代へ。

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司馬穎の敗退が、匈奴劉淵・王浚の自立を促進。

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匈奴劉淵を司馬穎の亡霊が生み出す。

 

西晋の「面」での支配が不可能となった。

点と点を繋げるだけの中華支配となる。

 

・内部分裂

・匈奴 并州で反乱

・王浚 幽州で事実上の自立 

 

内部は、

司馬越勢力と、司馬穎・司馬顒勢力に分裂。

 

そこに異民族の台頭。

 

匈奴は、司馬越勢力の司馬騰を并州から追い出す。

 

司馬騰は代の拓跋部と結んでいたものの、

匈奴の伸長により連絡が分断。

 

司馬騰は鄴に逃れる。

 

比較的安定しているのが

幽州の王浚。

 

烏丸と鮮卑段部を従え、安定。

政権のキャスティングボードを常に握る存在となる。