歴史マニアのための魏晋南北朝史~歴史の真髄〜

三国時代から西晋、八王の乱、永嘉の乱、そして東晋と五胡の時代へ。

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2017-06-01から1日間の記事一覧

本能寺の変の原因は、安土城の「天主」である。

明智憲三郎氏の説も理解ができる。 本能寺の変における黒幕は細川藤孝で、明智をけしかけた。明智は、明智を含めた美濃土岐一族の将来を考えて、本能寺に織田信長を弑逆する。元々これは、織田信長が明智光秀を使って徳川家康を誅殺しようとしたものを逆手…

八王の乱⑪ 司馬倫の「簒奪」は決して独り善がりの行為でもない。

司馬倫は司馬允を打倒したのち、 恵帝から九錫を受ける。 これで司馬倫は、趙王・相国・九錫・(都督中外諸軍事)となる。 この三つが揃うことの意味は、皇位禅譲の王手である。 これは王莽、曹操、孫権、司馬昭に続く、史上四人目のことである。 司馬倫が宗…

八王の乱⑩ 賈后を滅ぼした司馬倫・孫秀は本性を露わす。

【司馬倫政権】----------------------------- 司馬倫は賈后を間接的に嵌め、 皇太子を殺害させて、皇太子を殺害した賈后および賈氏一派の 打倒を掲げて、政権を奪取した。(300年4月) その謀主は、司馬倫である。 司馬倫は、西晋高祖司馬懿の第九子で、末…