歴史マニアのための魏晋南北朝史~歴史の真髄〜

三国時代から西晋、八王の乱、永嘉の乱、そして東晋と五胡の時代へ。

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2020-02-16から1日間の記事一覧

慕容垂亡き後の鮮卑慕容部。後燕滅亡と北燕馮氏。

慕容垂死後の後燕、事の顛末。後燕滅亡までの推移と北燕 ●この項での登場人物まとめ ●ザ異民族「慕容垂」 ●鮮卑慕容部の絶対王者慕容垂の死 ●典型的異民族鮮卑慕容部の弱肉強食ー肉親相争う。 ●慕容宝から子の慕容会、慕容麟が分離独立、さらに叔父の慕容徳…

晋の歴史が春秋戦国時代そのもの。

戦国時代にを語るにあたり、 春秋時代の晋という国の存在が重要である。 戦国時代の後半は秦の快進撃が話の中心となるが、 その対立軸は、韓魏趙という春秋時代の晋を分けて、 自立した国との争いになるからである。 (韓魏趙はそうした由来から、総称して三…

春秋五覇 覇権争い概説

●覇者とは中原の交易を牛耳る者 ●王者としての西周滅亡。覇者の時代へ。 ●東周は当時の軍事大国斉を利用して秩序を回復。 ●南蛮・楚という異国が中原の覇権を取る。 ●晋の重耳が帰国して覇権国へ。 ●楚の逆襲。 ●晋国内紛が落ち着き、楚の再排除。 ●南蛮国・…

足利持氏 足利成氏 南北朝から室町時代における関東の争乱

●関東の争乱は中央•室町幕府との対立から。 鎌倉公方足利持氏将軍足利義持の猶子。 元々、鎌倉公方は将軍家から離反の動き。それに鎌倉幕府以来の関東武士たちの独立心が結びつく。 関東管領を代々務める総上杉家は、足利将軍家の母方の実家であることもあり…