歴史マニアのための魏晋南北朝史~歴史の真髄〜

三国時代から西晋、八王の乱、永嘉の乱、そして東晋と五胡の時代へ。

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趙(戦国)

戦国時代初頭、三晋の最弱は趙である。

戦国時代が始まった段階での最弱国は、趙もしくは燕ではないか。 三晋の中では趙が最弱なのは間違いない。 ●韓・魏の領域 ●劣勢の趙 前453年に晋陽の戦いにおいて、 智氏が敗れたことにより事実上の戦国時代が始まる。 ●韓・魏の領域 魏氏は、河東をメインに…

晋文公重耳の流浪時代を支えた7名のうち狐偃・趙衰は別格

重耳を支えた7名の側近、孤偃と趙衰だけは別格である。 晋文公重耳を支えた中心人物は孤偃と趙衰である。 ●狐偃は重耳の母方の叔父。一族は重耳最大のスポンサー。 ●趙衰は重耳の寵臣で参謀、二重の婚姻関係。最も相性が良かった。 ●狐毛・魏犨・顛頡・胥臣…

鄴エリアの隆盛~鄴(邯鄲)エリア⇔山西高原モデルで戦国趙は秦と最後までやりあう。~鄴の歴史⑤ 戦国時代後半

●戦国時代は、秦・趙・斉による三つ巴の戦い: ●秦、趙、斉以外の戦国七雄: ●燕: ●楚: ●韓: ●魏: ●戦国時代は、秦・趙・斉による三つ巴の戦い: ※戦国趙における「鄴」エリアは邯鄲のことである。 趙は邯鄲の南に長城という名の防壁を築いていた。 その…

鄴エリアの勃興~戦国趙の強みに気付いた武霊王~鄴の歴史④ 戦国時代

●戦国時代 都市国家の発展 ●鄴エリア(趙は邯鄲)と山西高原のアクセス 馬がものを言う。 ●戦国時代 都市国家の発展 春秋時代の末期は、 江南の呉と越が強かった。 鉄が産出され、 軍事的にも農耕的にも大きな影響を及ぼしたからだ。 それまでは青銅器である…

鄴エリアの復活は晋の趙鞅と魏の西門君の手による。~鄴の歴史③

●周王の権威を排除しきれない鄭荘公 ●春秋時代の秩序維持の枠組を作った斉の桓公、それを受け継いだ晋の文公とその子孫。 ●晋により、鄴エリアの重要性が復活する。 ・鄴 ・邯鄲 ●都市と都市という、点と点を複数保有することから、国家としての体を成してい…

邯鄲⇔晋陽の高いアクセス性(上党を中心に東西にアクセス)

山西高原には二つのエリアがある。 ①山西高原のメインエリア ②上党郡 「刑、信都、襄国、巨鹿」「鄴」「安陽・殷墟」「中山国・中山・石家荘」 山西高原から太行山脈を抜けた先にあるのが邯鄲である。 山西高原には二つのエリアがある。 ①山西高原のメインエ…