歴史マニアのための魏晋南北朝史~歴史の真髄〜

三国時代から西晋、八王の乱、永嘉の乱、そして東晋と五胡の時代へ。

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戦国時代 中国

春秋戦国時代における「文王・武王・成王」の意味

●文武成の意味 ●楚の成王 ●楚は周とは全く別の国なのに中華統一王朝がそれを隠す。 ●文武成の意味 周に始まる、文武成の意味。 それは、 天下を掌握する三段階を意味する。 文=輿論を得る。 武=前王朝を倒す。 成=そうして天下を掌握する。 この伝説。 成…

戦国時代概説④ 最後は秦の時代

●秦の献公に始まる7代かけた天下取り。 ●秦の献公以後は事実上の新王朝 ●戦国時代の主導権を秦が握るまでの経緯概観 ①秦の献公年表 ②秦の孝公年表 ③秦の恵文王年表 ④秦の武王年表 ⑤秦の昭襄王年表 ⑥秦の荘襄王年表 ⑦秦王政年表 戦国時代は、 魏の時代が最初…

戦国時代概説③次は斉の時代

戦国時代、魏の次は斉の時代、 である。 ●魏の次は斉の時代である。 ●田乞 田氏の国取り ●田恒(田恒) 姜斉を牛耳る。 ●田和=斉太公、田斉の建国。 ●田剡・田午兄弟争乱。田午が勝ち、斉桓公となる。 ●斉威王(威宣王)の登場 〈覇権国魏を失墜させる。〉 …

戦国時代概説② 最初は魏の時代

●戦国時代をスタートさせる象徴的な事件、三晋独立。 ●戦国時代、初めに覇を唱えるのは魏文侯 ●名君魏の文侯の長い治世が魏を隆盛に導く。 ●魏文侯の行政改革 〈魏の法整備の背景〉 ●魏が法の整備で中央集権制国家のさきがけとなる。 〈法整備の先駆けは鄭子…

戦国時代概説① 戦国時代は魏・斉・秦の三つの極で考える。

(年号は平勢隆郎氏の説による。 私は平勢氏の考えの方が、 歴史の流れとして理解ができるので、 これを支持する。カッコ内の年号は通説である。 通説も諸説あるが最もメジャーなものと 思われるものにした。) ●戦国時代の三つの時代区分: ●戦国時代 最初…

春秋時代と戦国時代の境目はいつか。

春秋時代と戦国時代の境目がいつか。 この結論は、 私は晋の趙氏に内紛が起き、 そこにほかの晋の六卿が介入した前497年、 これが境目だと考えている。 ●春秋時代と戦国時代の境目。通説は晋の視点。 〈前451年(前453年)〉 〈前401年(前403年)〉 〈前386…

戦国時代初頭、三晋の最弱は趙である。

戦国時代が始まった段階での最弱国は、趙もしくは燕ではないか。 三晋の中では趙が最弱なのは間違いない。 ●韓・魏の領域 ●劣勢の趙 前453年に晋陽の戦いにおいて、 智氏が敗れたことにより事実上の戦国時代が始まる。 ●韓・魏の領域 魏氏は、河東をメインに…

鄴エリアの隆盛~鄴(邯鄲)エリア⇔山西高原モデルで戦国趙は秦と最後までやりあう。~鄴の歴史⑤ 戦国時代後半

●戦国時代は、秦・趙・斉による三つ巴の戦い: ●秦、趙、斉以外の戦国七雄: ●燕: ●楚: ●韓: ●魏: ●戦国時代は、秦・趙・斉による三つ巴の戦い: ※戦国趙における「鄴」エリアは邯鄲のことである。 趙は邯鄲の南に長城という名の防壁を築いていた。 その…

鄴エリアの勃興~戦国趙の強みに気付いた武霊王~鄴の歴史④ 戦国時代

●戦国時代 都市国家の発展 ●鄴エリア(趙は邯鄲)と山西高原のアクセス 馬がものを言う。 ●戦国時代 都市国家の発展 春秋時代の末期は、 江南の呉と越が強かった。 鉄が産出され、 軍事的にも農耕的にも大きな影響を及ぼしたからだ。 それまでは青銅器である…

邯鄲⇔晋陽の高いアクセス性(上党を中心に東西にアクセス)

山西高原には二つのエリアがある。 ①山西高原のメインエリア ②上党郡 「刑、信都、襄国、巨鹿」「鄴」「安陽・殷墟」「中山国・中山・石家荘」 山西高原から太行山脈を抜けた先にあるのが邯鄲である。 山西高原には二つのエリアがある。 ①山西高原のメインエ…